法律翻訳者になる方法

皆さんは先生たちに「仕事は決まりましたか」、「専門は決まりましたか」などとよく聞かれているのではないだろうか。でも実際は多くの大学生は自分の将来のことをまだ分かっていない。私もそうだった。翻訳者になりたいと昔からずっと思っていたが、どのような翻訳者になりたいか全く分からなった。翻訳の仕事に多くの分野があるが、マスターを始めるまでは分野の違いを知らなった。皆さんもそうかもしれない。このブログでは、自分の将来の迷路から抜け出すために翻訳の一つの分野である「法律翻訳」を紹介している。皆さんがこの記事を読んで自分の将来を見つけたら私はとても嬉しい。

法律翻訳とは

その由来

翻訳とは紀元前3世紀に『旧約聖書』のヘブライ語からギリシア語までの翻訳で始まったと言われている。しかし法律翻訳はその前に始まったという。ローマにおいて紀元前5世紀に最初のローマン法則が書かれた。その法則はラテン語で書かれているが、その時期の国語はギリシア語だった。そのため、ラテン語からギリシア語への法律翻訳が生まれた。

フランスも法律翻訳の歴史に大きな役割を果たした。十三世紀にフランス王ルイ9世はローマン法典をフランス語で訳することを命令した。侵攻は続いて国語も変わるため、法律翻訳が必要なものになった。しかしその文書はただ一つの言語から他の言語で訳されたものだ。

日本の最初の翻訳は284年だったという。それは中国語から漢字を訳した時代だ。だが、文と意味を訳することは江戸時代に行われたという。1853年にマシュー・ペリー提督が日本を世界に開けた時に様々な外国人が来日した。日本語が話せないアメリカ人やイギリス人とコミュニケーションを取るために通訳と翻訳が必要になった。そこで、日本の翻訳創造者とは堀達之助だ。彼は日本語とオランダ語と日本語を通訳・翻訳して、交渉をすることができた。堀辰之助は日米和親条約の翻訳で有名になり、日本語の法律翻訳の創造者として知られている。

カナダがどのように法律翻訳を作成したか

実は、法律翻訳が創造されたのはカナダだと言われている。フランス語と英語を両方使っているカナダは翻訳と法律の曖昧性を上手く取り込んだという。1867年までカナダの法則は英語で書かれていて、その後フランス語に訳されることになった。初めに、法律のことを何も知らない翻訳者が訳した。しかし法律の細かいところを分からずに文書の意味も分かっていなかった。結果としてカナダの法則は最も曖昧になって、たくさんの法廷がその翻訳を拒否した。

そこで1970年代にカナダが法律翻訳の新しいやり方を二つ作成した。一つ目は法則をフランス語と英語で同時に書くこと。二つ目は翻訳と立法作家が一緒に共同で訳することだ。その両方のやり方によって曖昧性がなくなって、法的意味が二言語で残っている。

二十世紀から法律翻訳の必要性

二十世紀になりグローバル化により法律書類を訳する必要が高まった。貿易取引や旅行などで法律翻訳の意味が変わった。法律翻訳はもう法則を訳する仕事だけではなく、様々な書類に広がった分野になった。

その書類は例えばこのようなものである。

  • 貿易に関する書類(売買契約、購入・輸出契約、賃貸借契約、信託契約など)
  • 仕事・会社に関する書類(就業規則、雇用契約、登記簿など)
  • ライセンスに関する書類(ソフトウェア・ライセンスなど)
  • 証明書(ビザ、戸籍など)
  • 裁判に関する書類

この書類は例だけでまだたくさんの書類がある。法律翻訳は広い分野なので、正しく翻訳するため重要なスキルが必要だ。

法律翻訳者になる方法:スキルと勉強

スキル

もちろん翻訳者として言語の能力が必要だ。まずは二言語の能力で、ソース言語で書かれた文章を理解して、ターゲット言語でその意味と内容を訳すことが大事だ。だが、意味を理解するために法律の知識も習得しなければならない。その方法でソース言語の国の法律とターゲット言語の国の法律の違いや同じところが分かるようになる。

さらに、法律と言ったら、特別な語彙と表現があるということだ。それは英語で「legalese」、または日本語で「法律用語」と言われているものだ。日常的に使われていない言葉、書き方、表現などを知る必要が生じる。その語彙や表現が分からないと、文章の法律的な意味も訳すことができないだろう。

しかし、その知識はどうやって学ぶだろうか。法律の勉強は必要だろうか。

勉強

実は、法律学部や法科大学院を卒業する必要がない。それはなぜだろうか。法律翻訳者は法律を知るべきではないのだろうか。しかし、元々法律翻訳者は翻訳者だ。翻訳者の専門と仕事は言語の知識とその使い方だ。大勢の初心者の翻訳者はたくさんの分野の文章を訳すが、その翻訳者たちはその分野を全く知らないことが多い。従って、全ての分野を卒業する必要がないのだ。さらに、①に紹介したように翻訳者はよく専門家と共同で働いている。

では、どのような勉強をしたらよいのか。

言語と翻訳の学科を卒業するのが理想的だ。例えば、グルノーブルアルプ大学で「LEA」学士を卒業したら、二言語や文化や経済や法律や経営の専門で知識をもらえる。その後、翻訳のマスターをしたら、翻訳の仕事の本質を知ることができる。だが、法学部の勉強が必要だと思っている人もいる。その場合は法学部を卒業せずに、言語の学士の後で、短い法律トレーニングをすることができる。法律の勉強は自分自身でしか決めないものだ。

しかし、卒業以外に一番大事なのは訓練だ。たくさんの法律文章を読んで、翻訳者としての活動を始めたら法律に関する知識が高まる。法律文章はよく同じ表現や書き方を使うので、色々な文章を訳したらもう法律の語彙習得できるだろう。

もっと進みたいなら、宣誓翻訳者にならないか

宣誓翻訳者と法律翻訳者を間違える人が多い。その二つの専門はちょっと似ているが違うところがある。両方とも翻訳者は法律の文章を訳す。しかし、宣誓翻訳者は大使館、公的機関、領事館、入国管理局に必要とされる書類を訳す。その書類は例えば、出産証明書や結婚証明書や卒業証明書などだ。要するに宣誓翻訳者は個人に関係ある書類を国のために訳すのだ。宣誓翻訳者は訳された文章に認証印鑑を押す。

フランスではその認証を受ける方法は簡単だ。まずは翻訳者として努めなければならない。新卒業者なら、経験を積んだ方がいい。その経験のおかげで訳す文章の種類の文章が広がって、認証を受けるチャンスも高まる。十分な経験を得たら応募する時だ。

年の初めに地方の大審院から応募の申請書を取りさせる。履歴書のように自分の学歴や職歴や送付状を書こう。全部が完成したら、3月までに申請書を大審院に送ろう。そこから12月まで待つしかない。その間に警察が自分の前科を調べて、罪を犯したかどうかを確認する。12月に結果が出る。成功したら地方の控訴裁判所で宣誓をする。その後、フランス全国の宣誓翻訳者の資格を取得し、5年間の更新が可能だ。

日本では宣誓翻訳者という資格がないが、「認証翻訳者」がいる。その翻訳者は控訴裁判所で宣誓をせずに、ただ翻訳力の試験を受ける。その後、翻訳した書類の終わり認証印鑑を押す。

最後の一言

この記事でもう法律翻訳の専門家になっただろう。この記事を読んでこの分野について想像をすることができ、この分野に自分が興味を持つかどうかを確認出来るなら、私は嬉しい。もちろん、訓練と経験なしで確認することは不可能なので、翻訳のマスターやインターンシップをすることをおススメする。

記者:アレクシア・クルブラン


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